スイスあれこれ

晴天の日は少ない?

データ元:yr.no リアルタイム更新中

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上に表示されておりますのは、ツェルマット標高 2600m 地点の山岳気象予報(申し訳ございませんが Version 8 以下の Internet Explorer ではご覧いただけません)。Meteogram for Zermatt は48時間予報Long term forecast for Zermatt は週間予報を表示しています。

お天気アイコンに一喜一憂すべからず

山の天気ほど気まぐれなものはないと言われるほど、地球上の山岳気象はとてもユニークです。高峰に囲まれたスイスのアルペンリゾートも例外ではなく、ベルンなど平野部が晴れていても山は雷雨の日があるかと思えば、平野部や谷間が大雨なのに展望台へ上がったら雲の上だった、というケースも多々あります。結局のところ、天気図を見てご自身で判断されるのが最も確実ですが、ご参考までに一般的なことをまとめました。

スイスの年間降水日数

ご自身の行く都市、あるいは観光地の天気を詳しく知りたい方は、1981-2010年まで、降水量1mm以上を観測した日の月別年間平均日数(PDF) が最も参考になるかと思います。リンク先はスイス政府気象庁。グリンデルワルトは年間約145日雨か雪が降りますが、ツェルマットは88日しか降りません。因みに東京は106日、富山は年間180日雨か雪が降りますので、スイスと日本の降水日数はやや似ています。スイスで最も降水量が最も少ない月は1~3月

地中海に近いほど乾燥

地中海はオリーブのような乾燥に強い植物で有名。その沿岸一帯は地中海性気候と呼ばれ、夏は高気圧が居座るためよく晴れて乾燥します。ツェルマット、フィスプなどスイス・ヴァレー州内の年間降水日数が際立って少ないのは、地中海性気候のイタリアと国境を接することに要因があります。高山植物分布への影響は大きく、スイス南部ツェルマットで頻繁に目にする毛に覆われた(乾燥から身を守る)高山植物が、中部グリンデルワルトではあまり見られません。

標高と紫外線の関連性

晴れの日に紫外線が強いのは日本もスイスも同様ですが、雲量以上に気にすべきは標高です。日本国内の観光で気にすることは少ないと思いますが、標高が上がると天気に関係なく、浴びる紫外線量が上昇します。標高3000m以上での日差しは強烈で、対策を講じないと雪の照り返しと相まって確実に日焼けしますのでご注意下さい。特にツェルマットやサースフェーエリアでスキーをされる際は、ゲレンデで日焼け止めを上塗りされることをお勧めします

夏のスイスについて

里は4月、山は6月より気温が上昇し始め、雪解けの斜面にクロッカスが咲きだしてとなります。6月は標高2000mラインで雪が舞う日もあり、冬と夏が交互に入れ替わる感じです。気温25°超えの「夏日」が現れるのは早い年でも7月。8月中旬に入ると気温が下がり、9月にはとなります。一方、高山植物の最盛期は雪解け後の数週間(6~7月)で、8月上旬には過半数が開花期を終えてしまう様子。気温の変化と開花期は別物と考えて良いでしょう。

冬のスイスについて

標高2500m前後は10月から積雪し、山麓でも10月下旬には雪が来ます。本格的な冬到来は11月以降。12月中旬には殆どのゲレンデが滑走可能となり、平均的に3月中旬までの4ヶ月間はスキーのメッカと化します。日本の日本海側と比べて冬の晴天率は格段に高いため、数日の滞在でも晴天に当たりやすいでしょう。因みに標高の高いツェルマットは別格で、GWまではチェルヴィニア(イタリア)のスキーエリアと合わせて22km長大コースを滑降できます。